PATEK PHILIPPE アクアノートを選んだのは、N.HOOLYWOODデザイナー・尾花大輔──ファッション界の時計好きが語る 「これが私の一生もの時計」
ファッション業界の時計好きたちが現在愛用している一生ものを公開。N.HOOLYWOODデザイナー・尾花大輔は何を選ぶ? 【写真を見る】ロレックス エクス プローラー1など、愛用の一生もの時計を公開!
パテック フィリップのアクアノートを選んだ理由は?「何も考えずに装着できるとても便利な1本」
古着バイヤーとして働いていた20代の頃から時計好きだった尾花大輔。特にロレックスのエクスプローラー1は、自分と同じ歳のヴィンテージをわざわざ探し出すほど夢中になった。 「でも、時代が変われば考え方も変わります。コロナ禍は身体を鍛えることが日課となり、身体・健康のチェックを手軽にできるアップルウォッチだけを着けていました(笑)」 だが、何となくまたぞろ趣味の時計を探しはじめる。今、自分にとって納得いく時計は何か? 吟味の末に出合ったのが、アクアノートだった。 「このRef.5065は、1997年のデビューモデル(Ref.5060A)のアップデート版で、9年で生産を終了。機能はもちろん、38.8mm径のベストサイズ、前期針、グレネイドフェイスにトリチウムといった、自分にとって理想のヴィンテージ的要素が盛り込まれていました。そして、カジュアルからシック まで、どの服装にもマッチする汎用性も見逃せません。良い意味で、何も考えずに装着できる便利な1本です」 かなり気に入ったようで、最近はYGケースとSSケースの2本をローテーションしているという。 「ファッションデザイナーの自分にとって、一生ものは時代に即して変化していくものだと考えています。ですから、一生もの時計は何かと問われたなら、あくまで現時点ではこの2本、という回答です」
おすすめの一生もの時計
ROLEX オイスター パーペチュアル 41 SSケース&ブレスレット、自動巻き、41mm径。¥837,100 by ROLEX(日本ロレックス) 尾花大輔 N.HOOLYWOODデザイナー。 1974年生まれ。2001年に同ブランドを興し、10年からはニューヨークでコレクションを行うなど、本邦を代表するクリエイターとして活躍。 PHOTOGRAPHS BY AKIRA YAMADA WORDS BY TSUYOSHI HASEGAWA
文・長谷川 剛