ホンダ 「四輪事業」好調で今期2度目の上方修正
ホンダは2024年3月期の純利益を前年比47%増の9600億円に上方修正すると発表しました。従来予想は9300億円でした。上方修正は去年11月に発表した中間決算に続き、今期2度目です。為替が想定よりも円安に推移していることや半導体不足の解消で自動車の生産が回復し、販売台数が増加していることが要因です。 売上高にあたる売上収益は前年比20%増の20兆2000億円、営業利益は同60%増の1兆2500億円としました。従来予想は20兆円、1兆2000億円で、いずれも従来予想から引き上げました。上方修正に伴い、最大で500億円の自社株買いを実施すると発表しました。発行済み株式総数(自己株式を除く)の0.7%にあたる3400万株を上限に買い付けます。 また、先ほど発表した2023年4~12月期の決算は、売上収益は前年同期比20%増の14兆9994億円、営業利益は47%増の1兆763億円でした。4~12月期の営業利益としては、16年ぶりに過去最高を更新しました。