「ゴミステーション自作し差額64万円着服」 38歳男性職員を処分 兵庫・芦屋市
兵庫県芦屋市の職員がごみ置き場のカラスよけを業者に発注するとして住民から金を集めたにもかかわらず、材料を買って自作し、浮いた金約64万円を着服したなどとして、停職処分を受けました。 24日付で停職3ヵ月の処分を受けたのは、芦屋市市民生活部の男性技術職員(38)です。 市によりますと、職員は自身が暮らす地域で、公務ではなく地域住民として、ごみ捨て場の管理などを担当していました。 2021年1月から2022年6月にかけ、業者に依頼してごみ捨て場17ヵ所にカラス対策のダストボックスを設置するとして、住民からあわせて約315万円を集めましたが、実際は材料を買って自作し、差額の約64万円を着服したということです。 職員は市の聞き取りに対し、「業者に見積もりをとったが、自分でしたほうが安くなると思った」「自分の人件費や手間賃としてもらった」と話しているということです。 その後、ほかの住民とトラブルになったことから、市は「公務外」であっても、市民に対する信用失墜行為に当たるとして処分しました。 また職員は、ダストボックス設置の際に提出する道路占用許可証を他人の名前で申請していたほか、通勤にバスを使うと申請しながらバイクや自転車で通勤し、4ヵ月分の交通費あわせて約4万円を不正に受給していたということです。
ABCテレビ