交流戦で猛アピールした若き左腕が、先発ローテーション定着を誓った。27日のDeNA戦（横浜）に先発予定の巨人・井上は「（リーグ戦再開後の）1試合目が一番大事だと思っている」と意気込んだ。 5年目左腕は、5月30日のソフトバンク戦で4回完全投球の好救援。「ああやって良い打者を抑えられたというのが凄い自信になった」と、そこから2週連続で木曜日の先発を任され、2試合で12回1/3を4失点と好投を見せた。課題とされてきた変化球でも、フォークに手応え。「今までは打たれたくないという気持ちが強くて、ボールになっていた。今は投げきって打たれたらしょうがないと割り切れるようになった」と振り返る。 パ・リーグ相手に好投を続け、つかみ取った先発のチャンス。川崎市のジャイアンツ球場でルーティンの傾斜を使った投球や、ランニングなどで汗を流した23歳は「新たな気持ちで、そこからまた乗っていけるようにしたい」と見据えた。
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