【ソフトバンク】栗原陵矢が4連勝導く先制弾「頑張ってやっている途中」柳田不在で責任感
<オリックス1-5ソフトバンク>◇26日◇京セラドーム大阪 ソフトバンク栗原陵矢内野手(27)がいきなりの先制パンチでリーグ再開後の4連勝に導いた。 初回だ。1死一塁。東のカウント2-0からの3球目。変化球にしっかり対応。右中間スタンドへ先制の6号2ランをたたき込んだ。「何とか先制点を取りたいと思っていたので、最高の結果になってよかった。まっすぐを待っていた中で、(変化球で)抜かれたが、足がしっかり粘ってくれました」。自画自賛の1発だった。 2点差の7回には無死一塁から高島のカットボールを逆方向にはじき返し、左中間を破るタイムリー二塁打。先制弾に加え3打点の活躍だ。3回には一塁内野安打も放ち今季3度目の猛打賞。打点も41に伸ばし、ロッテ・ソトと並びリーグ3位タイに浮上した。 柳田が長期離脱。6月に入って「3番」に座る。山川、近藤との新クリーンアップ形成で打線けん引の責任は痛感している。「柳田さんが離脱して(3番は)難しいけど、自分なりに頑張ってやっている途中です」。柳田不在の穴はしっかり埋める覚悟だ。一昨年は左膝の大けがでシーズンを棒に振り、昨年も8月末に右手有鉤(ゆうこう)骨骨折で離脱。今季にかける思いは誰よりも強いはず。「これからも気を引き締めながらやっていきます」。新3番は「雪辱」の2文字を胸にシーズンを駆け抜ける覚悟だ。