スペーシア・パパボクキッチンとは？

スペーシア・パパボクキッチン

東京オートサロン2024のスズキ・ブースでは、昨年登場した新型スペーシアや新型スイフトをベースにした参考出品車のカスタマイズモデルがメインステージを飾っていた。 【写真】スペーシア・パパボクキッチンの写真をみる (6枚) その中でも注目されていたのが「スペーシア・パパボクキッチン」だ。親子でアウトドアや料理を一緒に楽しむことのできる、スペーシアのコンセプトモデルである。 ステージに展示されたクルマは、車名が示すように料理で親子のコミュニケーションが弾むファミリーキャンプの世界観を表現している。リアシートからラゲッジルームにかけてキッチンスペースにカスタマイズされている。 インテリアのカスタマイズはショーのためのものとして、クルマのエクステリアをあらためて見てみる。すると、ヘッドランプは新型スペーシア/スペーシア・カスタムとも違う丸型2灯。フロントグリルは縦桟基調だし、バンパーの形状もまったく違う。 ボディパネルこそスペーシアと共通と思われるが、前後フェンダーからドア下半分は樹脂製のクラッディングパネルで覆われ、バンパー下やサイドシル下はアンダーガード風の加飾も施されている。そして、ルーフレールも備わる。 このクロスオーバーSUVテイスト風にアレンジされたスペーシアといえば、誰もが思いつくのが先代でもスペーシア・カスタム同様に人気が高かった「スペーシア・ギア」現在、新型となったスペーシアのラインアップからは、スペーシア・ギアは一旦フェードアウトしている。 だが、新型スペーシアの試乗会で開発者からは「もちろん開発は進めていますので、しばらくお待ちください」という声を聞いた。 ならば、このスペーシア・パパボクキッチンはスペーシア・ギアのプロトタイプと十分に考えられる。市販モデルでは、このカスタマイズがどこまで採用されるかは分からないが、ワクワク感を高めてくれるのは間違いなさそう。 さらにスペーシアには、4ナンバーの「スペーシア・ベース」もある。こちらは旧型がキャリーオーバーで販売されているが、いずれは新型に変わるはず。先代同様にスペーシア・カスタムをベースにしたスタイルになるのか。リアシートなどの使い勝手は、さらに向上するのか。こちらも注目しておきたいモデルだ。