衆院選と最高裁裁判官国民審査の投票が行われた港島学園体育館＝２７日午前、神戸市中央区港島中町３（撮影・三浦拓也）

　神戸市須磨区選挙管理委員会は２７日、衆院選の投票所で、職員が投票用紙を誤って二重に交付したと発表した。有権者が２枚分の投票を終えた際に職員が気付いたため、投票総数は本来よりも１票増える見通し。 【写真】兵庫の衆院選、期日前投票は82万5140人　名簿登載者の18.29％　前回下回る 　区選管によると、同日午前１０時２０分ごろ、同区千守町２の須磨浦幼稚園の投票所で、男性が自身と家族分の入場券２枚を持って来訪。職員は投票用紙２枚を交付し、男性は小選挙区の投票箱に２人分を投票した。 　男性は１人で来ていたが、投票所内は複数の有権者がおり、職員が家族と訪れたと誤解したという。比例代表と最高裁裁判官の国民審査については男性１人分のみ投票用紙を交付しており、二重投票は起きていない。 　投票用紙は有権者１人ずつに交付するルールとなっており、市選管は今回のミスを受けて各区選管に周知徹底を行った。