【話し方の戦略】演説の上達は得票数や支持率を上げる!その理由は?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年5月16日公開された動画ではゲストスピーチライター・千葉佳織氏をお招きし、心に残る演説はどんな演説?をテーマに語っていただきました。 岸田総理もスピーチライターに依頼すれば支持率が上がるのか?! 【このトピックのポイント】 ・演説の上達は当選のカギを握る?!話し方のポイントとは? ・話を深掘りするポイントは、時間と五感と感情! ・名演説の共通点は、聞く人へのメッセージ!
話し方の3つの戦略とは?!
スピーチライターの千葉佳織氏は、自身が経営するスタートアップ企業で「話し方トレーニングサービス」を実施しています。これまでに社会人、経営者、政治家など5000名以上にトレーニングを行いました。 政治家は、秘書や先輩議員、地元の有権者などから、話し方についてフィードバックをもらう場面が多いですが「結局どうすればいいのかわからないと悩まれている方は本当に多い」と千葉氏は語ります。 千葉氏は「話し方の戦略」には3つの原則があると解説します。 その1 「話す目的」を明確にする その2 「対象者」を分析する その3 「話し言葉」の意識を持つ 千葉氏は「この3つの原則の中で『その1の話す目的を明確にする』が政治家さんの中でやってない方が多い」と語ります。 (人前で話す機会の)頻度があまりに多いので、1つ1つの場所で何の目的で話をしたいかを考える余裕がないまま、依頼された3分、5分を埋めている方が本当に多いと千葉氏は言及します。 話し方トレーニングの受講生に「今話した自己紹介は、誰にどんな気持ちになってほしくて話しましたか?」と聞くと「議員人生の中で、1回も考えたことがなかった」と答える政治家もいたそうです。 他にも、政治家のよくある状況では「3つめの話し言葉の意識を持つこともすごく重要」と千葉氏。 文字だと見返して分かる言葉であっても、スピーチや演説はパッと聞いて、音で理解できるぐらい容易なものでないといけない。そこをあまり考えずに、一文が長すぎたり、準備が不足して似たようなことを言ってしまったりなど、音の性質を理解していない言葉が多いと千葉氏は語ります。 MC平河「確かに、紙を読んでるなっていうことって結構わかりますよね。ちゃんと自分の言葉で話してるのか、紙を読んでしまってそこにある文字をただ伝えているだけなのかなっていうのは、聴衆の方も感じますよね・・・」