中田翔、シーズン100打点以上は過去に5回 中日の直近10年のチーム打点王は?
中日の中田翔が6日、入団会見を行った。 中田は中日の球団公式HPで「来シーズンの目標は、一番は打点、打点にこだわってやってきた。ホームランも40本、50本打てればそれに越した事はないですが、打点は全てにおいて犠牲になってくれている選手もいるわけで、打点に関しての気持ちが強いですし、タイトルも欲しい」と意気込んだ。 今季の打順で言えば、大島洋平、岡林勇希が1、2番を打つことが多かった。大島はリーグ5位の打率.289、岡林もリーグ3位の163安打、大島、岡林ともに四球での出塁は少ないが、打ってチャンスメイクすることが多く、来季も大島と岡林が1、2番を打ち、中田が打線の中軸を担えば得点圏での打席は増えそうだ。 2年連続最下位に沈んだ中日は今季のチーム打率.234、390得点、71本塁打はいずれもリーグワースト。中田は日本ハム時代に3度の打点王に輝き、シーズン100打点以上も5度記録している。 ◆ 中田にかかる期待 中田は14年からの10年間で100打点以上マークしたシーズンは5度あるが、中日は直近10年で100打点を超えた選手はいない。100打点に最も近づいたのは、来季から中田とファーストのポジションを争うことが予想されるビシエドが18年に記録した99打点。なお、ビシエドはこの10年で5度チームトップの打点数をマークした。 ▼ 直近10年の中日最多打点選手 14年:86打点 森野将彦 15年:60打点 ルナ 16年:73打点 平田良介 17年:86打点 ゲレーロ 18年:99打点 ビシエド 19年:93打点 ビシエド 20年:82打点 ビシエド 21年:70打点 ビシエド 22年:63打点 ビシエド 23年:78打点 細川成也 中日でシーズン100打点以上放った選手はというと、09年に110打点で打点王に輝いたブランコ、同年にブランコとシーズン最後まで打点王を争い109打点をマークした森野将彦まで遡らなければならない。ポイントゲッターは中日の長年の課題だ。それだけに、中田にかかる期待は非常に大きい。特に中日は投手陣はよく、打線を課題に挙げられているだけに、中田がポイントゲッターとしての役目を果たすことができれば、Aクラス入りも十分期待が持てる。中田には来季、チームを勝利に導く一打を数多く放ち、投手陣、そしてチームの白星に多く貢献して欲しいところだ。
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