「わかっていたが後まわしに」北海道のケースワーカー2人 "生活保護費支給"を不適切対応 過剰だったり過少だったり…延べ45世帯 通院交通費やおむつ代―年度末に上司へ相談→職場点検するともう1人も
北海道は4月10日、延べ45世帯へ生活保護費を過大に支給したり、過少だったり不適切に対応したと発表しました。 いずれも北海道東部にある道の出先機関、十勝振興局に勤務するケースワーカー2人が担当していました。 2人のうち1人が3月28日、「年度末で処理できていない事案を抱えている」と管理職に相談し発覚。ほかにないか、職場で確認したところ、別な職員も一部支給していなかったことが明らかになりました。 違算の合計は101万円。通院交通費やおむつ代、メガネなどの治療材料費が含まれていました。 2人はそれぞれ約80世帯を担当。「溜まっていたのは分かっていたが、他の優先すべきものをしていて後回しになっていた」などと説明しています。 野口正浩・十勝総合振興局長は「このような不適切な事案が生じたことを深くお詫び申し上げるとともに、適正な事務処理を改めて指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
UHB 北海道文化放送
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