海に落ちてしまったら…海上保安庁が救助訓練「飛び込まずに海に浮くもの投げ入れて」
TVOテレビ大阪
夏もこれから本番。海など水辺へ出かける機会も増える季節ですが、もし海に落ちたりしたら… 記者が体験しました。 「助けてー」関西空港海上保安航空基地は海に人が転落したと想定した救助訓練を行いました。自力で泳ぐ体力のない人を網状の救護器具で引き上げていきます。大阪を管轄エリアに含む第五管区の海中転落事故は2023年1年間で50件。夏場に多くなる傾向です。実際に海に落ちたらどんな状況になるのでしょうか。 【記者】「わー!」「服が重くて立ち泳ぎするのも難しい、こういう状況になったらどうしたらいいんですかね」 【関西空港海上保安航空基地・大黒真司警備救難課長】「付近に救助用の資機材がない場合は浮いているものを海に落ちている人に投げ入れます」 ペットボトルなどとにかく水に浮くもの。さらにクーラーボックスなども浮力が大きく有効です。 【記者】「これだったらしっかり海に浮いてられますね。この状態で救助を待っていたらいいんですね」 【大黒真司警備救難課長】「はい、呼吸が確保できればこの状況で待つことができる、さらに近くにロープなどがあればロープを投げて引き寄せる」 海上保安庁は救助のために海に飛び込むことは避けてほしいとしています。
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