【特集】『Outer Wilds』ゾンビに捧ぐ!『Riven』『TUNIC』に代表される「いくつものパズルがひとつの正解を導くパズルゲーム」5タイトルをピックアップ
ゲーム開始後、閏年(Leap Year)の29日が頭上に光っているのが見えますが、今は取りようがありません。まるでラダトームから見える竜王の城みたいですね。
意気揚々とジャンプすると……どうしたことでしょう。主人公の足がポキッと逝きました。どうやら彼は同じ高さの足場にも着地できないようです。『スペランカー』よりも弱い足腰の主人公が存在していたなんて……。
しかし、少し進めていくと、彼のジャンプにとある特徴があることがわかります。それがなかなか面白いんですよね。短期間でミニマルなゲームを作り続けているSokpopのなかでもとびきりユニークな一本です。目の前にぶら下がったたったひとつのゴールを手に入れるために、あちこちを巡って色々と試していく楽しみをぜひ味わってください。
キュートなキツネの大冒険『TUNIC』
『TUNIC』は、可愛いキツネが大冒険するクォータービューのアクションゲームです。剣と盾を構えて、押し寄せる敵を倒し、古代の謎を解き明かしていきましょう。最初はまごうことなき2D『ゼルダ』的なゲームプレイで、鍵を手に入れて扉を開けたり、建物の裏から隠れた道に入ったりするのがメインになります。敵も歯応えがあるので、ソウルライクを意識した作りでもあります。あまりに高難易度に感じたら、アクセシビリティをいじるのもいいでしょう。
とはいえ、これだけでは別に今回のキュレーションには適合しません。本作を唯一無二のゲームたらしめているのは「説明書」です。あらゆる場所に散らばっている説明書のページを拾っていくことで、様々なアクションや、抜け道、敵の特徴などがわかっていきます。どのページも素敵なデザインで、隅々まで眺めていられます。
説明書自体そこそこユニークな仕掛けではありますが、本作が牙を剥くのは一度エンディングを見てからです。今まで見てきたマップが、まるで違うものに見えてくる瞬間があります。よくできたゼルダ&ソウルライクなゲームだったな……というところで終わるのはもったいない! 黄金の道を辿るその瞬間まで、決して諦めないでください。
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