脱サラして、ヨガ講師、そしてフィットネス大会出場した美ボディOL
仕事・人間関係のストレスから脱却したい
社会人として数年が経つと気づくことが多い。会社勤めを続けているとついつい日々の仕事に追われてしまい、ふとした瞬間に失ってしまったものに気づく。今回紹介するチョン・ソンイもそんな女性だったという。 【写真10点】フィットネス大会出場した美ボディOL 「社会人になり自分でお金を稼ぐと、自由度も広がりました。欲しい服を買ったり、好きなものを食べたり。でも、徐々に仕事が山のように増えていき、学生時代と違って人間関係も複雑に…。上司やクライアント、同僚との関係などいろいろ悩みも尽きず、ストレスも溜まるんです。気づくと寝不足だったり、会食や人付き合いで食生活が乱れたりと、カラダによくないことばかり。現実に追われることで、夢はもちろん、自分の健康まで失ってしまいそうでした。健康信号があるなら、あのときの私の健康状態は間違いなく赤信号でしたね」 そんな彼女が一念発起して始めたのが、ヨガだったという。週末や休日になるとヨガ・スタジオに足繁く通いながら心身ともに健康を取り戻し、そのうちに「カラダを動かして汗を流す楽しさ」に目覚めたらしい。 「カラダを動かしているうちに“座りっぱなしのデスクワークで終わる人生なんてつまらない”と思うようになり、今までとは違う人生を始めたくなりました。それで悩んだ末に会社を辞めて、インストラクターになるための資格を取得としてヨガ講師に転身しました」
健康美に目覚め、ヨガ・ピラティスにハマる
日本風で言うと脱サラしてヨガ講師になったわけだが、健康美に目覚めたチョン・ソンイの関心と情熱が注がれたのは、ヨガの世界だけでなかった。ヨガ講師に転身したことで、仕事と日常のバランスが保たれるようになるなか、今度はピラティスに出合ったのだ。 「ピラティスも始めてみると、自分のカラダが変わっていくことがしっかりと実感できて夢中になりました。ピラティスを通じて筋持久力とコア(体幹)を鍛えることで、バランスの良いカラダ作りもできる。そこに魅力を感じ、ピラティス・インストラクターの資格も取得しました。今は自分のスタジオを持ち、ヨガとピラティス、ふたつのインストラクターを務めて生活しています」 今は充実しているという。会社を辞めるときは先行きや経済面に心配もあったが、そんな不安も忘れてしまうほど「今は日々の楽しさとやり甲斐を感じている」という。「失いかけていた人生のバランスを取り戻せた」ことも大きいようだ。