『銀河鉄道999』などを手がけた漫画家・松本零士さんの『お別れの会』が3日に開催。“銀河葬”を表現した祭壇や、愛用品などが展示されました。 代表作『宇宙戦艦ヤマト』『宇宙海賊キャプテンハーロック』など、SF漫画の第一人者として知られる松本さん。2月13日に、85歳で亡くなりました。

■祭壇は“銀河葬”を表現

“銀河葬”を表現した祭壇　（c）松本零士／零時社

東京国際フォーラムで開催された『松本零士先生 お別れの会』。祭壇は『銀河鉄道999』のキャラクター・鉄郎とメーテルに見守られながら、銀河鉄道・999号に乗って地球から宇宙に飛び立つシーンが表現されました。 白・青・水色の花など、1万6000本で“美しい地球”を作成。松本零士さんの遺影へと続く線路が設置され、背景には光り輝く星をイメージしたバルーンが浮かぶなど、祭壇で“銀河葬”が表現されました。

■愛用品やフォトブース、返礼品も

展示された愛用品　（c）松本零士／零時社

そして会場には、松本零士さんが実際に着用していたトレードマークの帽子と眼鏡、ペン軸や絵の具といった品々が展示。

会場に設置されたフォトブース　（c）松本零士／零時社

また、“お別れの会に参列した思い出がいつまでも残るように”という思いから、999号にまつわるフォトブースも設置されました。

返礼品のオリジナルポストカード　（c）松本零士／零時社

さらに参列した人たちへ、松本零士さんが生み出したキャラクターたちが集結したオリジナルポストカードを配布。漫画家の浦沢直樹さん、里中満智子さん、永井豪さん、萩尾望都さん、弘兼憲史さん、歌手の加藤登紀子さん、ささきいさおさん、タケカワユキヒデさんら約3000人（主催者発表）が参列しました。