新サービス続々、次世代交通「MaaS」取り組む関連13銘柄
タクシー配車アプリを筆頭にMaaSが身近になっている(jessie / PIXTA)
MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)がわれわれの生活において身近なものになりつつある。MaaSは、さまざまな交通手段による移動を1つのサービスとして捉える概念だ。 地図での移動ルート検索や鉄道の運行情報、車両予約などの機能を統合、スマートフォンでの予約などが容易にできるようになる。また、車などを「所有」するものから「移動の手段」への転換を促進するものでもある。車は持たず、必要なときだけ効率的にレンタカーやタクシーを利用する。 具体的にはレンタカーやリースの「カーシェア」、スマホでタクシーを呼ぶ「配車アプリ」、1台の乗り物に複数人数が一緒に乗り合わせる相乗り「ライドシェア」などだ。 富士経済によれば、国内のMaaS市場規模は、モビリティサービスが2021年に9518億円見込みのところ2030年には1兆4858億円へ、機器・システムが同1590億円から2364億円へ、車両付帯サービスが同115億円から477億円へそれぞれ拡大する。 さらに、公共交通や複数のモビリティサービスを統合、予約や決済をWebやスマホ経由で行うMaaSプラットフォーム/マルチモーダルサービスは、2021年見込みの7億円から2030年には2337億円へ爆発的に普及すると予測する。 それでは、MaaS関連有力企業を見ていこう。
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野津 滋