【パリ五輪セブンズ】男子日本、5戦5敗の12位で大会を終える。
パリ2024オリンピックの7人制ラグビー(男子)の競技3日目、サン・ドニのスタッド・ド・フランスでおこなわれた11・12位決定戦で日本はウルグアイと対戦し、10-21で敗れた。 日本は予選ラウンドのプールAで3試合を戦い3敗。プールAで4位、12チーム全体で12位となったため準々決勝には進出できず、9-12位決定戦にまわった。トーナメント初戦ではプール9位のサモアと対戦し、7-42で敗れていた。 雨天のサン・ドニ。少しでも順位を上げたい最終戦だが、試合開始から前半4分までにウルグアイに3トライ3ゴールで21点を奪われる厳しい展開に。6分にゴール前のペナルティから素早いリスタートで石田吉平キャプテンがトライを奪い5点を返す。しかしリスタートのキックオフ直後のケレビ ジョシュアの相手頭部への危険なプレーがシンビンとなり、2分間の一時退場となってしまう。 日本の16点ビハインドで迎えた後半。3分にウルグアイのディエゴ・アルダオがインテンショナル・ノックオンでシンビンとなり、日本の数的不利は解消された。 4分に津岡翔太郎が左サイドに飛び込んでトライの5点を追加するが、その後はスコアが動かず10-21で試合終了。 5戦5敗、12チーム中12位でという戦績で男子セブンズ日本代表のパリオリンピックは終わった。 サイモン・エイモーHCは、「このグループでのスタート地点から終わりに至るまで、大きな進歩がありました。しかしながら、世界のトップチームと互角に戦うには十分ではなく、特に運動能力的に相手に及びませんでした。しかし素晴らしいアタックシーンを作ることができ、それが日本の子どもたちがセブンズラグビーをプレーし、オリンピックで日本代表としてプレーする野心を持つきっかけになることを願っています」とコメントを残した。 キャプテンを務めた石田吉平は「深夜の時間帯にも関わらず、沢山の応援、ありがとうございました。結果は出ず、悔しい気持ちで、主将として、勝たすことができず申し訳ない気持ちで一杯です。ただ、ここまで一緒にやってきたメンバーや、スタッフには誇りに思います」と語り、悔しさを滲ませた。