正直置き場所に困る…! 子どもが保育園や小学校で作った「作品」のかしこい活用方法
小学生は、通知表や観察記録、ノートなども一緒に見返してみよう
小学生になると、保育園よりも作品の数は減りますが、その分、観察日記や文章で書いたものが増えます。 それもせっかくなので、飾った絵や作品を背景に、年度末に動画を撮りながら一緒に見返すようにしてみました。 知らない間に学校でいろんな学びがあって、子どもなりに普段こんなことを考えて、こんな風に思っているんだ……。 と、子どもの新たな成長や発見に驚かされることもあるかもしれません。 普段ゆっくりと一緒に振り返ることはなかなかできないからこそ、年度末にだけでも、学校での1年の頑張りを、一緒にゆっくりと見返す時間をとることを、ぜひ心がけてみて下さい。 親は子どもの学校での生活や学びを知るきっかけに。 子どもは、親に知ってもらえた、頑張りを認めてもらえたことでの自己肯定感アップにつながります。
残すものを自分で選ぶ、人生で大切な選択する力に
ひと通り発表した後は、一気に飾った壁の作品を自分で見ながら、本人が残しておくものを選びます。 上手に描けたから残しておきたいのか、思い出があるから、頑張った作品だからとっておきたいなど、理由はさまざま。 ただ、お気に入りだから。など、理由を聞くのもおもしろいですよ。 難しい場合には2択からでも。 本当に気に入っているもの、そうでもないもの。子どもは親が思っているよりもいさぎよく、え、それも捨てちゃうの?と、驚きます。 また、家族の投票を行うのもおすすめ。 ママが選んだもの、パパが選んだもの、兄弟が選んだもの。子どもも嬉しそうに、納得して保管することに決めます。 最後は、一緒にはがしながら、処分するものを分けるときも、一つ一つ、もう一度思い出を話しながら、丁寧に分けます。 処分するものも、それぞれ、「こんなことあったんだよ」と話しながら袋につめていくことで、親としても心に残りますし、子どもも満足そうに、作品としっかりとさよならできます。 そして、その写真を、可能であれば祖父母におくることをおすすめします。 すごく喜ばれますし、子どもも1年間の頑張りを見てもらえて、褒めてもらえて、自己肯定感がアップする、とても良い機会だと思います。 一緒に成長を喜べる存在は、大切ですね。 本当に必要なものを選ぶことは、大人でも難しい人も多いかと思います。 子どもの頃から、自分で残す、残さないを決める練習を少しずづしていくこと。 生きていく上で、大切な判断力を育てることができるおうち作品展。 さらに、自己肯定感や幸福感もアップする、とても良い機会です。 年度末に作品で壁がいっぱいになるのが、今から楽しみですね。 【Profile】にこはな(@nicohana.ouchi) にこはな 1歳、5歳、6歳、8歳の4児の母。産婦人科/NICU/小児科で看護師として勤務。ダウン症のある次男を出産後に退職。現在は保育園や障がい者福祉施設、放課後デイなどをまわり支援する看護師として勤務する傍ら、モンテッソーリ教師資格取得に向け勉強中。ベビーマッサージ/ヨガレッチ教室講師。小児専門理学療法士の夫と共に、運動×モンテッソーリを取り入れた療育×健常児も交われるような施設を開く夢の実現のために活動中。