街中で “クマに遭遇” どうする?「熊よけの鈴の効果は期待薄」「死んだふりはよくない」パンク町田氏に聞く 海沿いの市街地にクマ出没の衝撃
青山高治 キャスター: これが近距離といいますか、出会い頭で遭遇してしまった場合は、また違いますか? パンク町田 さん: 出会い頭でクマにもし襲われてしまったということであれば、抵抗してください。北海道にいるようなヒグマではなく、ベアであればアメリカなどでは実際に戦った方が、要するに抵抗した方が生存率が高い、というデータもありますので、とりあえず、あきらめずに戦ってください。 青山高治 キャスター: なるほどそういったデータもあるということですね。出会い頭でもちょっと本当ぶつかるような出会った場合ということですもんね。 パンク町田 さん: そうですね、もうクマに実際に襲われてしまったら…の話です。 ■市街地のクマに “熊よけの鈴“ は効果薄 「死んだふりもよくない」 青山高治 キャスター: 「熊よけの鈴」とかはこういったものはどうなんでしょうか? パンク町田 さん: 鈴もですね、山の中では有効かもしれません。特に山深いところでは有効かもしれませんが、街のそばに出歩くようなクマは人間の出す音に慣れていますので、鈴の効果はかなり期待できないものになっています。 コメンテーター 平尾順平 さん(ひろしまジン大学 代表理事): ぼくは子どもの頃からクマと出会ったら「まずは死んだふり」っていうのが刷り込まれているような気がするんですけども、目が合っていなければ、それも可能かもしれないけど、ひとたび、向こうが認識してしまったら、もう戦った方がいいっていうのが今の常識なんですか? パンク町田 さん: そうですね、海外ではそういう報道というか、そういう注意をしているところがあります。日本ではとりあえず「頭を手で覆って伏せましょう」というようなこともあるんですが、実際にはクマというのは、生きた動物よりは行き倒れのような動物を食べるという、そういう性質を持っていますので、死んだふりというのはよくないかと思いますね。 青山高治 キャスター: 広島は山もあれば海もあるという県なんですが、今回、その廿日市というところで、いわゆる山ではなく、海側のところまでクマが現れたということで、たいへん、みなさん驚かれたんですが、こういう海側まで来たりとか、クマの行動範囲ってのはどんどん広がっていくものなんでしょうか? パンク町田 さん: クマの分布数が増えると分布域も広がらないとクマも生活していけませんので、これからは、この調子で繁殖が進みますと、今以上に見られるようになるかもしれませんが、これからの気候にそれはかかっているかと思います。
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