2024年8月の自動車輸出、乗用車・商用車ともに2桁減 台風で船舶遅延など 自工会発表
日本自動車工業会(片山正則会長)が9月30日発表した、8月の輸出は前年同月比17.1%減の29万4158台となり、4カ月連続で前年同月実績を下回った。乗用車・商用車ともに2桁減だ。一部で台風による船舶遅延などの影響を受けた。中近東と南米、アフリカは増加したものの、輸出台数の多い欧州(同37.2%減の3万9800台)と北米(同23.1%減の11万801台)が大幅減となった。 乗用車では、欧州が同35.1%減の3万9165台だった。ドイツ(同38%減)、英国(同38.3%減)フランス(同40.5%減)などで主要仕向け地で台数が減った。北米では、米国が同21.7%減、カナダが同28.7%減だ。 7月の生産台数は同3.3%増の80万4080台と前月のマイナスから一転してプラスとなった。ダイハツ工業が7月にすべての国内工場の稼働を再開し、台数を押し上げた。