選抜高校野球あす開幕 初日登場6校の主将ら参加して開会式リハ
19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の開会式リハーサルが18日午前、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であった。新型コロナウイルスの影響で前回大会が中止となったため、2年ぶりの大会。感染防止対策を徹底しながら、1試合1万人を上限に観客も入場して開催する。 【写真特集 センバツリハーサル】 この日は快晴の中、本番と同じ午前9時からリハーサルが始まった。感染防止対策のため今回、開会式に実際に参加するのは出場32校のうち大会第1日に試合がある北海(北海道)、仙台育英(宮城)、健大高崎(群馬)、神戸国際大付(兵庫)、下関国際(山口)、明徳義塾(高知)の6校のみ。リハーサルでもメンバー全員は参加せず、6校の主将とプラカードを持つ生徒らだけで行進のやり方などを確認した。 司会者を務める長崎日大高3年、宝蔵寺(ほうぞうじ)花映(かえ)さんらも参加。選手宣誓の手順を確認した仙台育英の島貫丞主将(3年)は「明日は観客が入るので緊張すると思うが自信を持って臨む。いろいろな方々の思いがあるので自分の言葉で伝えたい」と話した。開会式は19日午前9時から開かれる。【荻野公一】 ◇選手宣誓「見てくれる人に希望を」 開会式リハーサルで選手宣誓の予行練習をした仙台育英の島貫主将は「初めて甲子園の土を踏み、明日をイメージできた。本番では自信をもってやりたい」と話した。大役が決まると、須江監督に相談しチームメートの意見も取り入れながら、約半月間かけて練り上げた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で前回大会が史上初の中止となったこと、東日本大震災10年の節目であることなどを踏まえ、甲子園でプレーできることへの感謝や将来への決意などを伝える内容にした。自身も東日本大震災を経験した島貫主将は、震災直後に行われた2011年センバツの「選手宣誓を今でも覚えている」といい、「32校の代表として、さまざまな思いを伝えたい。見てくれる人に希望を感じてもらえたら」と力を込めた。【伝田賢史】 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。