朝から明治民法…でも「面白いと思ってもらえる自信ある」 伊藤沙莉「虎に翼」に全力投球 インサイド
新年度から放送が始まったNHK連続テレビ小説110作目「虎に翼」は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性の実話に基づく物語で、朝ドラでリーガル(法律)エンターテインメントに挑戦している。「朝から法律ものをやる。面白いと思ってもらえる自信はあります」と主演の伊藤沙莉。番組に懸ける伊藤とスタッフの〝インサイド〟をお届けする。 【画像】よね(右端、土居志央梨)は、寅子(手前左、伊藤沙莉)ら同級生が恵まれていることに憤りを感じることを告白する(18日放送シーンより) ■現代女性にリンクする「はて」 主人公の猪爪寅子のモデルは、日本初の女性弁護士の一人で後に裁判官を務め、家庭裁判所の設立にも携わった三淵嘉子さん(1914~84年)。女性の権利が著しく制限されていた時代に法曹の世界を志したことについて、伊藤は「『はて』という寅子の疑問は、いつも私自身にリンクしている」と共感する。 「どうしてこんな制度になっているのか、女ばかり不利だと思わざるを得ない時代です。そこで戦う意志や覚悟は、すごくすてきだと思う」 役作りのため、三淵さんの母校である明治大で法律の講義に参加した。資料も読み込み、それまで「当たり前にあるもの」と思っていた法律の成り立ちを知り、「疑問を持った人がいて前に進んできた」ことを実感した。自然と先人への感謝の念が沸き上がってきたといい、「役にとっても自分の人生にとっても良かった」と振り返る。 撮影は時系列ではないため、「子供が生まれるシーンの翌日に高校生とかやる」ことも。そのため、「シーンのつながりを計算して、別人にならないように」意識して演じているという。自分の演技チェックもかねて、事あるごとにエゴサ(ネットで自分を検索するエゴサーチ)をしている。「ちゃんと否定的な意見も聞いておきたい」「調子に乗らないようにしたい」と謙虚だ。 朝ドラで明治民法という硬派な題材を扱うことについて、「『え!面白い』となってもらえる自信がある」と笑う。意気込みは半端ではない。「生涯の中で、今後いろんなことをやらせていただけるとしても、もうトップで、大事な作品になると思います」 ■法律とは何か、男女の立場で
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