尾上右近&松田元太、渡辺謙からの賛辞に感激「泣きそうになりました」「宝物のようなお言葉」<ライオン・キング:ムファサ>
尾上右近と松田元太(Travis Japan)が、12月16日に都内で開催されたディズニー最新作「ライオン・キング:ムファサ」ミュージカルプレミアに登場。2人で「ブラザー/君みたいな兄弟」を歌唱した他、同じく超実写プレミアム吹替版声優を務めた渡辺謙、MARIA-E、吉原光夫、和音美桜、亜生(ミキ)と共にトークを行った。 【写真】全員で“ガオー!”とライオンのようなポーズをする集合ショット ■ディズニー史上最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語 同作は、1994年にアニメーション版として誕生し、2019年に超実写版に進化した「ライオン・キング」(ディズニープラスで見放題独占配信中)。ディズニー史上最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語である同映画は、「ライオン・キング」の主人公・シンバの父・ムファサと、かつては“タカ”と呼ばれたヴィランの弟・スカーという、“宿敵”として知られる彼らの知られざる真実を描いた“はじまりの物語”。ある悲劇によって孤児となり、独りぼっちでさまよっていた幼き日のムファサに救いの手を差し伸べたのは、同じ年頃のライオン・タカだった。血のつながりを超えた“兄弟の絆”に隠された秘密を、心を揺さぶる楽曲に乗せて超実写版で描く。 イベントでは、まずムファサの父・マセゴ役の吉原、母・アフィア役の和音という本物の夫婦でもある2人が「遥かなミレーレ」を歌唱。共にミュージカルでも活躍する2人ならではの伸びやかな歌声で魅了した。続いてムファサ役の右近と、ミレーレへの旅の途中でムファサとタカに出会い仲間になるサラビ役のMARIA-Eが「聞かせて」をパフォーマンス。美しく重なり合う歌声で観客の心を震わせていく。 そして右近“ムファサ”&松田“タカ”が「ブラザー/君みたいな兄弟」を躍動感たっぷりに披露。「聞かせて」とはまた違った表現で魅せる右近、無邪気さも垣間見せながら芯の通った声が心地いい松田。1カ月前に初お披露目したときよりもさらに息ピッタリの掛け合いを見せ、2人の優しくも力強いハーモニーが会場を包み込んだ。 まさに一夜限りのプレミアムなパフォーマンスを終え、「楽しかったね」と声をそろえた右近と松田。右近は「皆さんにもお聞きいただいた楽曲の魅力は届いてらっしゃると思います。僕も皆さんの歌を聞かせていただき、自分も歌わせていただきながら、いよいよ始まるなと実感しつつ。歌がこの物語を紡いでいく部分もありますから。今日特別にお聞きいただけたことは、僕としてもとてもうれしく思っている次第でございます」と今の思いを伝えた。 ■渡辺“キロス”がステージに登場 そんな中、今作のヴィランであるキロス役の渡辺が登壇。右近、松田、渡辺が3人そろうイベントはこれが初めてとなるが、渡辺は「(映画を)元太と一緒に見たんですけど、ちょっとビックリしました。本当に。絶対これ吹替版で見るべき作品になりました」と作品自体を絶賛した上で、「本当に2人とも素晴らしい。ちょっと涙を誘うぐらい、気持ちよく仲良しなんですよ」と右近&松田に対しても賛辞を惜しまない。 それを受け、松田は「本当に宝物になるお言葉を頂けましたし、『ライオン・キング:ムファサ』に出会えて本当に良かったなと思いますね」と感激の面持ち。右近も「先ほどちょっと控室で(渡辺と)お話する瞬間があって、『本当にすごいよ。めちゃくちゃ良かったよ』と言ってくださった言葉に泣きそうになりました。本当にうれしいです」と喜び、あらためてこのミュージカルプレミアに参加して「今日が最高の日だと思っています。今年最高の日です」としみじみ語った。 ディズニー最新作「ライオン・キング:ムファサ」は、12月20日(金)に全国公開。 ◆取材・文・撮影:月島勝利(STABLENT)