記念3度目の“地元熊本ワンツー”に松岡貴久はニッコリ「応援は上田の方が多かった」
熊本競輪「開設74周年記念・火の国杯争奪戦(GIII)」は6日に最終日を開催。7R特選で地元ワンツーを決めた松岡貴久と上田尭弥に話を聞いた。 初日11Rの中本匠栄と嘉永泰斗、3日目準決勝11Rの中川誠一郎と嘉永泰斗に続き、最終日7Rで今節3度目の地元ワンツーが決まった。上田尭弥が積極策に出て別線の反撃を封じ、松岡貴久が車間を大きく空けて差し切った。 松岡は準決勝を除いて3勝を挙げて地元記念を終了。レース後は上田に頭を下げて感謝した。 「いいペースで最後まで駆けてくれたし、自分もとりあえず(車間を)切れるだけ切ろうと。上田の自力としての気持ち、そこは尊敬出来るし自分も出来る限り援護したかった。声援もすごかったですね。とてもいい雰囲気。応援は上田の方が多かった気がする。3勝出来たのは4コーナーを番手で回って来られたのが大きい。最近勝てていなかったので良かったです」
上田は初の地元バンク出走が地元記念。二次予選で敗れたが、残る3日間は車券に貢献した。 「叩き合ってでも前に出ようと思っていたし、初手は理想の位置を取れた。出てからは後ろを信頼して駆けた。初日は凄く緊張したけど、3、4日目はいい意味で楽しんで走れた。声援も最終日が一番すごかったし、いい形で締めくくりたいと思っていた。来年がまた勝負になると思う。GIに出られるように自分から動いて点数を上げていきたい」 再来年2月は熊本でGI全日本選抜競輪の開催もある。再びG戦線で存在感を示しており、そこがひとまずの大目標になりそうだ。(netkeirin特派員)