シニア向け住宅はどんな種類があるの?高齢者向け住宅の特徴や費用感をわかりやすく解説【終の住処の選び方1】
人生100年時代、介護サービスや高齢者向けのサービスが受けられる高齢者専用の住宅が注目されている。しかし、その種類やシステムなどは非常に複雑だ。そこで、この記事では「シニア向け住宅(高齢者向け住宅)」の選び方について解説していく。1回目は、主にシニア向け住宅の種類や費用について、などについて説明する。 介護・バリアフリーのリフォーム費用はどれくらい? 目次シニア向け住宅(高齢者向け住宅)」のシステムはわかりにくい!シニア向け住宅の選びのポイントは、資金と将来の介護シニア向け住宅の種類は?シニア向け住宅の特長は?わかりにくい理由は、すべて、シニア〇〇と呼ぶから東京近郊のシニア向け住宅の費用は?東京近郊で快適なシニア向け住宅に住みたいなら…
シニア向け住宅(高齢者向け住宅)」のシステムはわかりにくい!
人生の最期に住む家はどこにするのか、あなたは考えたことがあるだろうか? これまでの「人生すごろく」は、「賃貸マンション・アパート」→「分譲マンション」→「戸建て」と言われ、すごろくの上がり、つまり終(つい)の棲家(すみか)は戸建てという考えが定着していた。しかし、人生100年時代を迎えた今、介護など将来的に人の助けが必要な事態になるときに備え、最後の住まいとして、「シニア向け住宅(高齢者向け住宅)」を望む人が増えている。 従来、年をとって要介護になり、子供など周囲が決めたシニア住宅に移り住むというケースが多かった。しかし子供に迷惑をかけないために、また自分で老後の住まい方を主体的に決めるために、シニア向け住宅に移り住むという選択肢が増えつつある。 では、希望する住まいを自分の意思で見つけるには、どうしたらいいのか。シニア向け住宅は、種類や費用、サービスの違いなどシステムが複雑で非常にわかりにくい。差し迫った問題でなかったとしても、今から知識を得ることが理想の終の棲家を見つける第一歩になる」
シニア向け住宅の選び方のポイントは、資金と将来の介護
記事執筆にあたり、シニアビジネス・コンサルタントの髙山善文さんに話を伺った。高山さんによると、シニア向け住宅の選び方のポイントは、どれだけお金をかけるのかと、将来の介護をどう考えるか、だという。 実際に介護が必要な人(介護保険適用となる人)は、約2割~3割だ。さほど高い数字ではないが、将来自分がどうなるかはわからないということを考えると、これをどう捉えるか、人によって考え方が変わる微妙な数字だと言えるだろう。 また、言うまでもなく、予算をどの程度にするかによって、終の棲家の選択肢は大きく変わってくる。