胸キュン展開『おむすび』第7週、朝ドラ史に残る“天然”告白シーンで神戸編に好発進
現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』(総合・月曜~土曜8時ほか)。11月11日(月)~15日(金)放送の第7週「おむすび、恋をする」では、結が「好き」の気持ちを胸に一歩踏み出す姿が描かれた。 【写真】初々しい告白シーンを見せた『おむすび』第7週【4点】 第6週とは打って変わってラブコメ色が強かった第7週。第34回では結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)が晴れて両想いになり、交際をスタートさせた。一途に結を思い続けていた陽太(菅生新樹)はちゃんとした告白をするチャンスすら巡ってこなかったが、まだ完全敗北と決まったわけではない。2022年度後期の朝ドラ『舞い上がれ!』舞&貴司のように巡り巡って幼馴染同士で結婚するケースもあるだろう。 書道部の恵美(中村守里)は陽太に気がありそうだが、鈍感な陽太はおそらくその気持ちに気づいていない。サブカップル誕生なるか?それとも結への愛を貫くか?陽太の今後も忘れずに描いてほしいものだ。 そして先週話題をさらったのが、翔也の告白シーン。最初は結が翔也に告白する予定だったが、直前で遮られ「甲子園に行ったら米田結に告白する!」とまさかの宣言。結はそれってもう告白では?という言葉を飲み込み、野球に集中したいという翔也をメールを通じてサポート。翔也が高3最後の福岡大会で負けてしまうまでの約2年、二人は会うことはなかった。 あんなに近くに住んでいるのに…あんなに浜辺で会っていたのに…と思ってしまうが、そこは結も翔也もお互いのために本気で距離を置いていたということだろう。しかし2年ぶりの再会は意外にもあっさりしており、さらに翔也は「3年後プロになったら米田結に告白する!」と再び宣言。さすがに待たせすぎでは?と視聴者が思ったところで、結が「もうそれ告白しとるんだっつうの」とツッコミを入れてくれてホッとする。 「あっ…そうか!」と頭を抱える翔也の天然っぷりに吹き出しそうになっていると、今度は真剣な顔で「米田結の答えは?」と迫る。翔也のこういうギャップに結は惹かれているのだな、と一瞬で理解できるシーンでもあった。 翔也のあまりにも真っ直ぐな視線に耐えられなかったのか、結は「はぁ?好きだよバーカ!」と言い放ち自転車で爆走。その口元はゆるゆるで、にやけが抑えられていない。翔也は翔也で爆走する結を止めることはせず「よっしゃ~!じゃあ俺たち両想いだべ!」と叫び、ピュアすぎる二人の恋愛模様に朝からドキドキさせられてしまった。 また第7週は結の夢が動き出す週でもあった。意外だったのが、結が「栄養士」という夢に出会うきっかけが翔也だったということだ。てっきり糸島での農作業を通じてか、ハギャレンメンバー・スズリン(岡本夏美)の栄養失調がきっかけになるかと予想していたが、恋の影響は思ったよりも大きかったようだ。 神戸に戻る決断ができたのも、翔也の存在があったからだろう。糸島に残れば大阪の社会人野球チームに所属することが決まっている翔也とは離れ離れになってしまう。これまで「やりたいことがない」と嘆いていた結が好きな人に出会い、やりたいことに向かって真っ直ぐ突き進む姿に胸が温かくなった一週間だった。 今週スタートした神戸編からは山本舞香や平祐奈、相武紗季、小手伸也、関口メンディーなどの新たな出演者も登場。ますます賑やかになりそうな『おむすび』から目が離せない。
音月 りお