2度の東京五輪で聖火ランナー務めた宮城勇さんが展示会
沖縄テレビ
1964年と2021年に開催された東京オリンピックの盛り上がりなどを伝える展示会が浦添市で開かれています。 琉球銀行牧港支店で開かれている展示会は60年前の東京オリンピックで聖火リレーの第一走者を務めた宮城勇さんが開いているものです。 会場にはトーチやユニフォーム当時の新聞記事などが展示されています。 ▽宮城勇さん(82歳): 「常々思うことは本当に幸運だったと。思い返すと私の人生の細胞のあらゆるところであの日のあの出来事がわたしを作っている」 1964年の聖火リレーはアメリカ統治下だった沖縄でスタートし当時、琉球大学体育学科の4年生だった宮城さんは第一走者として那覇空港から奥武山陸上競技場までの1.7キロを走りました。 ▽宮城勇さん(82): 「当日は日の丸の波人の波、そして取材陣の波で9分で走る予定が1分と10秒くらい過ぎていた」 こちらは第2、第3走者と共に東京にいる最終ランナーと電話をした時の一枚です。 ▽宮城勇さん(82): 「沖縄では一日目の聖火リレーが無事終了しました。坂井(義則)さんが聖火台に点灯するのを楽しみに待っていますと」 宮城さんは2021年の東京オリンピックでも聖火リレーに参加していてその時のトーチなども展示されています。 この展示会は来月4日まで開かれていて宮城さんは「オリンピックの聖火リレーが沖縄からスタートしたことを知ってほしい」と話しています。
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