J1京都、ホーム開幕4戦全敗、チョウ貴裁監督「ホームで勝ち点1もなく申し訳ない」新潟に0―1
◆明治安田J1リーグ▽第9節 京都0―1新潟(20日・京都サンガスタジアム) 京都は0―1で新潟に敗れ、ホームゲームは4戦全敗となった。攻撃陣が不発で3日のG大阪戦から4戦連続無得点に終わり、3月9日の川崎戦で今季初勝利を挙げて以来、6試合連続勝ちなしだ。チョウ貴裁(キジェ)監督は「ホームで勝ち点1もなく申し訳ない気持ちでいっぱい。就任4年目ですけど、3年間で一度もなかったこと。監督の責任です」と受け止めた。 前半10分、新潟にスルーパスで右サイドを抜かれたが、DF宮本優太が1対1の場面で体を張ってゴールを守った。同35分にはGK具聖潤(ク・ソンユン)も1対1の局面でビッグセーブ。DF陣が奮闘するが、先制点は奪えなかった。 後半14分に隙を突かれて、新潟のFW谷口海斗にゴールを許した。同21分に前線のFW豊川雄太、FW山崎凌吾に代え、DF鈴木冬一、FWマルコトゥーリオを投入。後半26分には鈴木が強烈なミドルシュートでゴールを狙ったが、相手GKにクリアされた。その後、京都の攻撃が続いたものの、決定機をものにできず、得点力不足が露呈した。 キャプテンのMF川崎颯太がU―23日本代表に選ばれ不在のなか、MF塚川孝輝が今季初スタメン。MF金子大毅も5試合ぶりに復帰したが、悔しい結果に終わった。後半開始前に交代を告げられた塚川は30秒黙った後に「不甲斐なかった」と言葉を振り絞り、「だから前半で代えられた。求められたことに応えられなかった。自分の実力不足」と肩を落とした。 チョウ監督は「颯太(川崎)が(U―23日本代表のUAE戦で)得点した。それにあやかっていきたかったけど…。このままだと彼が向こうにいながら、後ろ髪引かれた状態になりかねない。ルヴァンで勝利できるように。勝利をきっかけ上昇していきたい」と、24日のルヴァン杯1次ラウンド2回戦・長野戦に向け気を引き締めた。
報知新聞社