鹿児島・与論町に一時「大雨特別警報」1日半で総雨量600ミリ超(1年間で降る雨の3分の1相当)記録的大雨で被害拡大 土砂崩れ3か所 床上・床下浸水29棟
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鹿児島県の与論町ではきょう、大雨特別警報が一時、発表されました。年間降水量の3分の1が1日半で降る記録的な大雨となり、被害が広がっています。現場から中継です。 私は、鹿児島県の最南端、与論町にいます。この地域は住宅や商店が立ち並ぶ地域で、記録的な大雨で一時、一帯が泥水で覆われました。 こちらの商店では90センチほどが水に浸かり、現在も高校生などが一緒になってこの時間も片付けが続けられています。雑貨などの品ぞろえを冬物に入れ替えたばかりだったということで、店の従業員は肩を落としていました。 与論町ではきのうから発達した雨雲がかかり続け、気象庁はきょう未明に、大雨特別警報を発表しました。降り始めからの総雨量は、1日半で、1年間に降る雨の3分の1にあたる600ミリ以上に達しています。 大雨特別警報は午後に大雨警報に切り替わりましたが、街のいたるところに爪あとが残っています。 町によりますと、これまでに土砂崩れが3か所、床上・床下浸水が29棟、確認されています。 こちらの牛舎は大雨で水に浸かり、生産者や近くの住民が協力して、牛23頭を避難させたといいます。 「今までなかったので本当にびっくり。一番は人命だが、牛も助かってよかった」 奄美地方ではあす夕方にかけて1時間に最大50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。土砂災害に厳重な警戒が必要です。
TBSテレビ