ABCテレビ新人・中村想人アナは日本で7人だけのボクシング公式リングアナ「いつか大きなホールでやってみたい」
大阪・ABCテレビに今年4月に入社した新人アナウンサー、大石紗椰(さや)と中村想人(そうと)が17日、大阪市福島区の同局で、19日の「初鳴き」(ストレートニュースデビュー)を前にお披露目取材会に出席した。 発声、発音の基礎から、緊急時の報道対応を含めて約1か月半の研修をで特訓を積んできた。 中村アナは東京都三鷹市出身で慶応大学ではボート部で「年間300日ほどの合宿生活で培った根性、体力を今後のアナウンス業務を生かせれば」と、あいさつした。 小学生から高校生まではボクシングに打ち込み、高校では全国8強入り。「小学生の時に初めてプロボクシングの試合を後楽園ホールで観戦。リングアナの方が声一本で会場の雰囲気をガラッと前向きに変えられるんだ、アナウンサーってすごいなってところから憧れを持ちました」と志望同期を語り、日本でも7人しかいないJBCが認定するプロボクシング興行のリングアナのライセンスを保有しており、過去2度、選手名のコールを担当したという。 憧れの選手は、世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥。大阪ではエディオンアリーナ(難波)なでプロボクシングの興行があり「いつか大きなホールでやってみたい」。系列のテレビ朝日では新日本プロレスの中継も担当。「プロデューサーの方にお願いしに行きたい」と野望を語った。また、野球も好きで「阪神の野球実況も。新聞が好きで、政治経済にも興味があるので、ニュースで取材したい。直近では『EXPO EKIDEN 2025』(ABC主催、来年3月16日)の中継所でのリポートを担当したい」とスポーツ部門での活躍を誓った。 俳優・鈴木福に似ていることから「ふくくん」をも呼ばれるとか。同期の大石アナは「すっぴんが芦田愛菜さんに似ていると言われるので、2人で『マル・マル・モリ・モリ!』をできたらいいですね」と企画を立案した。 デビュー日はABCテレビ「おはよう朝日です」(月~金曜・前5時)、ABCラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」(月~金曜・前6時30分)の出演をへて、ABCラジオニュースで初鳴きする。
報知新聞社