高島城天守閣、1年間のほこりスッキリ 12メートルの石垣の上で3メートルのほうき操る大掃除
諏訪市高島公園にある高島城で19日、この時季恒例のすす払いが行われた。市観光課の職員6人が長さ3メートルほどのほうきを使い、天守閣1階の軒下にたまった汚れを落としていった。 【写真】高島城天守閣の軒下で、長さ3メートルのほうきを使った恒例のすす払い
市職員はヘルメットや安全帯を着用し、高さ約12メートルの石垣の上で慎重に作業した。見守った静岡市の会社員、泉真輔さん(36)は「石垣で作業している人が気になって立ち寄った。お城の掃除はどうしているのだろうと思っていたので見ていて面白い」と話していた。
5月の高島城祭は今年、4年ぶりに通常開催。4月~11月末の来場者数は4万5319人と前年同期比で15%増となった。寺島和雄観光課長は来場者が新型コロナ前の9割近くまで回復したとし「1年間のすすを払い、来年も元旦から気持ちよく迎えられるようにしたい」と話していた。