「政治闘争は不本意」と徳島市長 退任控え、就任時最年少女性
徳島市の内藤佐和子市長(40)は16日、退任を17日に控えて市内で記者団の取材に応じた。歴代最年少の女性市長として2020年に就任。市民団体が起こしたリコール(解職請求)運動を含めた市政の対立について「政治闘争に巻き込まれて非常に不本意だ。他に取り組みたいことがあった」と振り返った。現在1期目で、7日の市長選には立候補しなかった。 現職を破り36歳で就任した内藤氏は、補助金取りやめをはじめ遠藤彰良前市長の路線を急転換した。政策批判より個人への誹謗中傷が目立ったとして「30代の女性は60~70代の男性に比べて、いろいろなことを言われやすい対象だ」と語った。