『SEED FREEDOM』の余韻はまだ冷めない…人気ガンプラモデラーが手掛けた「マイティーストライクフリーダムガンダム」にSNS絶賛「神々しい」
今年1月に公開され、大ヒットを記録した映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。5月半ばに全国規模での上映終了の一報が届いたが、ガンプラシーンではまだまだ盛り上がりを見せている。フォロワー3万4000人を誇る人気モデラー・purasさん(@puras9211)が手掛けた「マイティーストライクフリーダムガンダム」は、その仕様や撮影の妙もあり、「神々しい」「本当に凄い出来栄えですね…重量感と絢爛さが共存してて圧倒されてしまいますね」といったコメントで賞賛された。本作制作の裏側を聞いた。 【アザーカット】神々しい…細部まで完璧なクオリティの「マイティーストライクフリーダムガンダム」
■制作のきっかけは「劇中、流れを覆す戦闘シーンに惹かれたこと」
――本作のお話を伺う前に、映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』はご覧になりましたか? 【puras】はい。当時のキャラや機体が20年ぶりにカッコよく動く映像美にとても感動しました。各機体に対して、今まで持っていた印象がガラっと変わったことも自身で驚いております。「もう1度見たい!」と思えるシーンがいくつもありましたので、映画は複数回観にいきました。歴代のガンダムシリーズと比較して、起承転結の「結」の展開がとても気持ちいいストーリーだと感じました。 ――では映画を観たことが本作制作のきっかけになったんですね。 【puras】そうですね。映画劇中、流れを覆すマイティーストライクフリーダムガンダムの戦闘シーンに惹かれたことがきっかけでした。本格的に制作しようと思った理由は、「MGEXという優れているキットをベースに、バックウイングをフリーダム2.0から流用すれば良い雰囲気が出るのでは」と思ったことですね。 ――そもそも、ご自身にとって「マイティーストライクフリーダムガンダム」は、特別思い入れのある機体だったのですか? 【puras】私自身、ガンダムの装備において実体剣がとても好きで、劇中で刀(フツノミタマ)を構えて戦うマイティーストライクフリーダムガンダムは、自身の中で特別な存在になったと感じております。特に刀とビームサーベルの両刀で構える姿は痺れました。 ――本作は、これまでのpurasさんの作品同様、圧倒的な完成度の高さとともに、どこか妖艶な雰囲気をただよわせ、また、高貴かつ神々しい印象も与えます。制作の方向性はどのように定められたのですか? 【puras】制作コンセプトは「派手なマイフリを造る」です。マイフリの雰囲気を踏襲しつつ、設定形状にとらわれない派手な印象づくりを意識しました。 ――派手な印象づくり? 【puras】はい。このコンセプト具現化するため、全体のシルエットはとても悩みました。 1.MGEXメッキパーツのメッキを落とし、全パーツ黒立ち上げによる陰影を意識した塗装と配色 2.情報量の多いMGEXパーツを使用した金色の翼 3.ピンク発光を表現するためのオーロラテープを使用 という3点がコンセプトを自分の中で達成できたと思えたポイントです。