元ボリビア大統領、銃撃の動画公開 政権による暗殺未遂と非難
Daniel Ramos Monica Machicao [ラパス 27日 ロイター] - ボリビアのモラレス元大統領は27日、乗っていた車が走行中に銃撃されたとする動画をフェイスブックに投稿し、かつて盟友だったアルセ大統領が率いる政権が自分を殺そうとしたと非難した。運転手がけがを負った。 モラレス氏はアルセ政権への抗議活動を呼びかけており、支持者らは何週間にもわたって道路封鎖などの活動をしている。 動画は、モラレス氏が助手席に座って走行中に車のフロントガラスを撃たれ、銃弾の痕が残っている様子を記録している。 モラレス氏は投稿で「ボリビア政府のエリートの代理人が本日、私の命を奪おうとした」と書き込んだ。 アルセ氏はソーシャルメディア上で発表した声明で、政治でのあらゆる暴力を非難するとし、即時かつ徹底的な捜査を求めた。 アルセ政権で治安を担当する副大臣は「それが真実であろうと、うそであろうと 」いかなる報告についても調査すると約束した。 モラレス氏の支持者は2週間前から主要高速道路を封鎖して国じゅうの食料と燃料の輸送を妨害し、排除しようとする治安部隊と衝突している。 アルセ政権は26日、モラレス氏が国を「不安定化」させ、「民主的秩序を妨害」しようとしていると非難していた。 ベネズエラのマドゥロ政権の外相や、アルゼンチンのクリスティナ・フェルナンデス元大統領など中南米の左翼同盟国は27日、モラレス氏への支持声明を出した。