全米オープンダブルス優勝者のパーセルがドーピング規則違反「自主的に暫定資格停止を受け入れた」【テニス】
パーセルがドーピング規則違反で暫定資格停止
12月23日、国際テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)は、元ダブルス世界ランク8位のマックス・パーセル(オーストラリア)が、アンチドーピング規則違反を認め、自主的な暫定資格停止に入ったことを発表した。 【画像】パーセル、自身のSNSでドーピング規則違反を説明「自ら情報提供し、この状況を解決する」 26歳のパーセルは、現在ダブルスの世界ランク12位で、テニス・アンチドーピングプログラム「禁止方法の使用」に違反したことを認め、2024年12月10日に暫定資格停止を開始するように要請。同月12日に発効し、暫定資格停止期間は将来の制裁期間から減算されることとなる。 また、暫定資格停止期間中はITIAメンバー(ATP、ITF、WTA、テニスオーストラリア、フランステニス連盟、ウィンブルドン、USTA)または各国のテニス協会が主催するすべてのテニスイベントでのプレー、コーチング、観戦を禁止。そのため2025年1月に母国オーストラリアで開催される全豪オープンを欠場せざるを得ない状況となっている。 ダブルスでグランドスラム2勝を挙げており、今年は同胞のジョーダン・トンプソンとともに全米オープンを含む4勝を挙げていたパーセル。ITIAの発表後、自身のSNSで規則違反となった経緯を説明した。 「本日、ITIAによって発表されたとおり、私は知らずに許容量である100mlを超えるビタミン点滴を受けてしまったため、自主的に暫定資格停止を受け入れた」と発表。続けて、「先週、クリニックから受け取った医療記録により、私が受けた点滴の量が100mlを超えていたことが判明するまでは、世界アンチドーピング機構(WADA)の規則や方法を遵守するために万全を尽くしていた。しかし、その記録は、私がプロアスリートで点滴量を100ml以下に抑える必要があるとクリニックに伝えたにもかかわらず、点滴量がその制限を超えていたことを示していた」と想定以上の点滴がなされてしまったという。 「このニュースは私にとって衝撃的だった。なぜなら、私は常にWADAの規則を安全に遵守していることに誇りを持っているアスリートだからです。ITIAに自ら情報提供し、この状況を解決するために可能な限り透明性を保ちながら行動してきました。コートに復帰できる日を心から楽しみにしています」と自ら情報提供し、暫定資格停止に入ったことを明らかにしている。
Tennis Classic 編集部