坂本冬美「衣装がハマっていた」デビュー38年目、ドラマ「霊験お初」で尼僧役挑戦 ナレーション&主題歌も担当
歌手の坂本冬美(57)が、5月4日放送の上白石萌音(26)主演のテレビ朝日系SPドラマ「霊験お初~震える岩~」(後9時)に尼僧役で特別出演することが29日、分かった。坂本はナレーションに初挑戦し、主題歌として安全地帯の名曲「恋の予感」(1984年)をカバー。大車輪の活躍を見せる。 【写真】坂本冬美の誕生日祝う“演歌女子会”が「すごい顔ぶれ」「皆さんお美しい」と話題 宮部みゆき氏の傑作時代小説が原作。江戸時代後期を舞台に、不思議な力(=霊験)を宿す町娘・お初(上白石)と草食系の与力見習い・右京之介(京本大我)が凸凹バディを結成し、奇怪な連続殺人の謎に迫っていく。 坂本はオリジナルキャラクターの桜蓮尼(おうれんに)役。お初と右京之介が手がかりを求めて訪れる尼僧庵の庵主(あんじゅ)で、事件解決のヒントを授ける重要な役どころになる。 オファーを受けて「『まさか私が?』と驚いたのが正直な気持ちでしたが、すぐに喜びに変わりました。脚本はとても面白くて、興味深く読ませていただきました」。最近では女優業でも話題を呼んでおり、昨年はNHK「テレビとはあついものなり~放送70年TV創世記~」、TBS系「ひとりぼっち―人と人をつなぐ愛の物語―」に出演。今回はデビュー38年目にして初の尼僧役で新境地に挑む。 撮影では「穏やかで包容力のある懐の深さを、さりげなく出さなければと少しプレッシャーを感じていた」というが、杞憂(きゆう)に終わった。ロケ地となった寺院の参拝客に本物の尼僧と間違われるほどで「尼僧の衣装がぴったりハマっていたと思います。その辺りを見ていただきたいです」と自信。「お初ちゃんと右京之介、(お初の兄の)六蔵(満島真之介)のトライアングルが最高です。息の合ったお三方の演技にご注目ください」と呼びかけた。 主題歌「恋の予感」安全地帯をカバー 〇…坂本は主題歌「恋の予感」について「学生の頃、よく聴いていた曲でした」と回想。「初めて歌わせていただきましたが、あの頃、口ずさんでいたのとは大違いで、とても難しい歌でした。お初と右京之介をイメージして、なるべく重くならないよう心がけ、若い2人をほほ笑ましく見守るような気持ちで歌わせていただきました」と明かした。
報知新聞社