「4年前の因縁が…」トランプ氏が最も警戒するテイラー・スウィフト「ハリス支持表明のタイミング」
若者に絶大な影響力を持つ米歌手テイラー・スウィフトが、いつ今年の米大統領選挙について意見を表明するのか注目が集まっている。 テイラー・スウィフト 人目をはばからず熱烈キス&ド派手〝愛の巣〟驚愕写真 テイラーといえば、過去にも公然と政治的意見をSNSで述べている。 ’18年にテネシー州の上院議員選で民主党のフィル・ブレデセン氏を、下院選でジム・クーパー氏を公に支持した。当時、テイラーはブレデセンの対抗馬の共和党のマーシャ・ブラックバーン氏を 「カツラをかぶったトランプ 」 と呼んだ。 ’20年、トランプ大統領(当時)が、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件に抗議するデモの参加者を「凶悪犯」と呼び、米軍を派遣すると宣言したときに、テイラーはツイッター(現X)で 《白人至上主義と人種差別の火種を煽っておいて、暴力で脅す前に道徳的優位性を装うなんてありえない》 と強く非難し、 《略奪が始まったら、銃撃が始まるのか? わたしたちは11月(大統領選挙)にあなたを落とす》 と宣言した。 そして’20年10月、テイラーは米誌「Vマガジン」で 《私は今年の大統領選挙でジョー・バイデンとカマラ・ハリスに誇りを持って投票します。彼らのリーダーシップの下で、アメリカが切実に必要としている癒やしのプロセスを始めるチャンスがあると信じています》 と宣言。そして自身のツイッター(現X)に「バイデン・ハリス2020」と書いたクッキーを乗せた皿を持つ写真を投稿して投票を呼び掛けた。 インスタグラムのフォロワーが2億8000万人のテイラーの影響力は特に若者たちの間で絶大で、トランプ氏も警戒しており、テイラーがトランプ氏支持を表明したとするフェイク画像を自身のSNSに投稿してテイラーのファンらから猛反発される騒動もあった。 テイラーの後押しもあり、’20年の大統領選では、バイデン氏がトランプ氏の再選を阻止している。 そんなテイラーはバイデン大統領が次期大統領選から撤退してハリス副大統領が後を継いだ時に 「とても喜んでいた」 と米紙「The U.S. Sun」(電子版)が報じた。 記事によればハリス氏がアメリカ史上初の女性大統領になる可能性に、テイラーは 「興奮している」 という。テイラーのチームに近い関係者によれば、 「ハリス支持の発表は選挙日の4~6週間前と思われます」 と明かしているという。大統領選は11月5日投開票なので9月24日~10月8日の間に表明する可能性があるという。 「テイラーの数百万人のファンに対する影響力は、大統領選にも発揮されるとみられています。“スウィフティー”と呼ばれる熱心なファンたちの中に誰に投票するか決めかねている有権者がいれば、11月5日にハリス氏に投票する可能性があるでしょう。ハリス陣営としては投票に最も影響を与えるタイミングでテイラーに支持表明してほしいでしょうし、逆にトランプ氏としてはどのタイミングで彼女が宣言するのか気が気でないでしょうね……」(女性誌記者) テイラーがハリス氏支持を表明すれば’20年の再現になるのか。トランプ陣営はイーロン・マスク氏や、ロバート・ケネディ・ジュニア氏を取り込むなど巻き返しを図っており、最後まで予断を許さない展開が続きそうだ――。 文:阪本良(ライター、元『東京スポーツ新聞社』文化社会部部長)
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