今季のプレミアを席巻する“コリアン・パワー” 得点ランキングTOP4にソンとヒチャンの名
得点ランク3位と4位だ
プレミアリーグ第15節。ウォルバーハンプトン・ワンダラーズはバーンリーと対戦し、1-0で勝利。勝ち点3で暫定12位に順位を上げることに成功した。 この試合を決めたのは、韓国代表FWファン・ヒチャンの一撃だ。42分、高い位置でボールを奪ったウルブズ。ゴール中央のマテウス・クーニャから右にいたファン・ヒチャンにボールが渡ると、ヒチャンはワンフェイクを入れて右足を振り抜く。これが決勝点となっている。 これで今季8ゴールと絶好調のヒチャン。王者マンチェスター・シティを破った第7節でも、決勝点を決めたのは彼だ。アストン・ヴィラのオリー・ワトキンス、ウェストハムのジャロッド・ボーウェンと得点数が並んでおり、プレミア得点ランキング4位タイまで上がってきた。 もちろん韓国のスターの活躍はこれだけではない。トッテナムでは、ハリー・ケインの代わりにCFを務めるようになったFWソン・フンミンが得点を量産。現在9得点はリーグ3位で、堂々の撃ち合いを演じた先日のシティ戦でも先制点を奪っている。アンジェ・ポステコグルーの攻撃サッカーを体現する存在となっており、素早いトランジションからのカウンターでソンが抜け出すシーンは今季何度も見られる。 ソンが得点を量産するのはある意味いつものことだが、今季はヒチャンの活躍も目立ち、コリアン・パワーがプレミアリーグを席巻している。両者ともに王者シティ相手に得点を決めているのは象徴的だ。1月のアジアカップで両者ともに離脱予定なのが寂しいが、新年まではアジアのスター2人が暴れてくれることにも期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部