日銀を追い詰めるインフレの足音、金融緩和転換はいつか
日銀が金融緩和政策を簡単には修正しないという見方が昨今の急激な円安につながっている(写真:iLand/PIXTA)
日本は長年にわたって超がつくほどの金融緩和政策を続けてきており、しかもその超緩和政策を修正する可能性が極めて低い国とみなされてきた。 その第1の理由は、デフレ心理が経済にしっかり根付いていて、物価の基調が先進国の中で最も弱いということである。そして、より深刻な第2の理由は、莫大な財政赤字に代表されるように、低金利環境にすっかり馴染んでしまっており、金利が予想外に上昇したときのインパクトが極めて大きなものになり得るということである。
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田渕 直也