新たな人材確保へ バス運転体験会 2024年問題への対応急務<岩手・盛岡市>
岩手めんこいテレビ
時間外労働の規制が4月から強化されバスの運転士不足の深刻化が懸念される中、新たな人材を確保しようと、岩手県盛岡市のバス会社が4月4日、実際にバスの運転を体験できる催しを開きました。 滝沢市の自動車教習所・STモータースクール北校で開かれたバスの運転体験会は、大型免許がなくても運転できます。 この体験会は、時間外労働の規制が4月から強化され運転士不足の深刻化が懸念される中、新たな担い手の確保につなげようと岩手県北バスが開き、今回は6人が参加しました。 参加者 「ハンドルが予想以上に重かったので、そこが普通自動車と全然違ったので、全く別のものを運転している気分になっていた」 11月にも開かれていたこの体験会ですが、その効果は形となって現れました。 参加者の1人、調理師の小野寺優樹さんが4月に岩手県北バスに入社したのです。 大型免許はこれから取得する小野寺さんは、4日は体験ではなく研修の一環として教官の指導を受けながらバスを運転していました。 岩手県北バスに入社 小野寺優樹さん 「自分の夢に一歩近づいたので、なおさら人一倍頑張って運転士に早くなりたい」 岩手県北バス 大下篤志常務 「今回のような体験会を通して、そもそもの運転士の採用数を増やして規制に対応しながらも、バス事業はきちんと維持していきたい」 県北バスでは2024年問題に対応するため、4月から盛岡地区の路線バスを3%減便していて人材確保に力を入れたいとしています。
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