『草原の英雄ジャロロフ~東京への道~』東京・パリ五輪金メダリスト、ジャロロフ選手が来日会見
ウズベキスタンが誇るボクシング界の英雄、バホディル・ジャロロフ選手の半生を描いた映画『草原の英雄ジャロロフ~東京への道~』の来日記者会見が10月23日に都内で開催された。来月から劇場公開される本作は、ウズベキスタンの貧しい農村出身ながら、恵まれた体格を活かしてボクシングの道を選び、東京オリンピックで金メダルを獲得、さらにパリオリンピックでも金メダルを手にした実在の英雄の感動の物語だ。 『草原の英雄ジャロロフ~東京への道~』東京・パリ五輪金メダリスト、ジャロロフ選手が来日会見 バホディル・ジャロロフ選手は2021年の東京オリンピックにて、ボクシング・スーパーヘビー級で金メダルを獲得。さらに、パリ五輪でも同カテゴリーで金メダルを二大会連続で手にした。タイトルの「~東京への道~」には東京オリンピックで金メダルを獲得するまでの道のりを描いたという意味が込められているという。
会見では、ジャロロフ選手本人とアククロム・イサコフ監督が来日し登壇、本作への想いを語った。「日本の人々はみんな親切で、東京が大好きだ」と初めて金メダルを獲得した地への想いを述べたジャロロフ選手。「自分の半生を描いた本作が、スポーツをする若者のモチベーションになってほしい」という強い想いを話した。イサコフ監督は本作について、「日本とウズベキスタン初の合作映画で、二国間の架け橋になるような作品になりました。成功を祈っています」と公開への期待を語った。 日本からは、出演俳優の加藤雅也、山本修夢が参加。加藤はイサコフ監督に同意し「二国間の架け橋になるような素敵なプロジェクトがあると聞いて、ぜひ参加したいと思いました」と出演の経緯を説明。また、ウズベキスタンに滞在したことがあるという山本はイサコフ「ウズベキスタンはとても美しい国。この作品に参加できて光栄です」と語った。
映画は、ボクシングチャンピオンを夢見る青年ジャロロフの波乱万丈な人生を描く実話に基づく人間ドラマ。彼は、2021年の東京オリンピックでボクシングスーパーヘビー級の金メダルを獲得し、ウズベキスタンの国民的英雄となった。主演を務めるのは、ウズベキスタンで人気の俳優ダダホン・オビドフで、彼が演じるジャロロフの父イサミディン役には、同じく国民的俳優ボイル・ホルミルザエフが出演する。 本作は、今年3月に撮影が開始され、ウズベキスタン、アメリカ、カタール、日本でロケが行われた。撮影中には、主演俳優の交代という困難もあったが、9月末には無事に撮影が終了。いくつもの困難を乗り越えて完成した作品である。 映画の中では、ボクシングで挫折を経験しながらも、家族や祖国の期待を背負い、再び立ち上がるジャロロフの姿が描かれている。「敗者とは倒れた者のことではなく、立ち上がれなかった者のことをいうんだ」という父の言葉を胸に、彼は再び夢に向かって戦い続ける。ウズベキスタンの美しい風景や文化も作品の中で描かれている。 『草原の英雄ジャロロフ~東京への道~』は2024年11月8日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町を皮切りに全国順次公開される。 【映画情報】 監督・脚本:アククロム・イサコフ 出演:ダダホン・オビドフ/ボイル・ホルミルザエフ/ジャボヒル・ゾキロフ/サイダ・ラメトワ/フィリップ・ラインハルト/イゴール・ジジキネ/アレクサンダー・ラポポート/山本修夢/アナスタシア/加藤雅也 ライター:S.クズミニク プロデューサー:アジズ・クリエフ、ティムール・ババヤロフ、益田祐美子、志賀 司 アソシエイトプロデューサー:岡田光太郎、バハ・マダリエフ 後援・協力・協賛社:在日ウズベキスタン共和国大使館/日本ウズベキスタン協会/セレモニー/TOKU/国際情報化協力センター/サロンドデューイエルミタージュ/インターコンチネンタルホテルグループ/オリエントFN/SRA/長井運送/Samplesdl/アルゴナフト/ノダキ 配給:平成プロジェクト (https://heisei.pro/) 映画公式HP: https://yengilmas-movie.com/ ©2024 Conglomerate Production