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イット!が向かったのは、茨城・高萩市。 いま、ある投稿が市議会で問題となっている。 【画像】AI作成の質問に答弁する岸田文雄首相

「CHATGPTの方が賢くて的確」市議がSNS投稿

その投稿がこちら…。 「高萩の市議会議員より、CHATGPTの方が賢くて的確だから、議会なんていらないな」 “チャットGPTの方が賢くて議会なんていらない”…こう投稿をしたのは、自らも高萩市の市議会議員を務める大平望市議。 発言の真意を確かめるため、イット!が24日、直撃すると… 大平望市議: 議会のあり方に非常に疑問を呈したいところで、あのような発言になってしまった。 「チャットGPT」とは、ユーザーの質問に、自然な対話形式でAIが答える「チャットサービス」のこと。 大平氏は、議会で審議していた、“農地の宅地転用”について、チャットGPTに質問したところ、的を射た回答が返ってきたという。 大平市議の投稿（現在は閲覧不可）「農地を宅地転用させた農道を、舗装したいんだけど、行政に負担させることはできる?」 質問は、農地を住宅用の土地に変更する場合、農道の舗装費用を行政が負担してくれるか、というもの。 チャットGPTは、“一般的には難しい場合が多い”とした上で、こう回答を続けた。 「地域によっては、転用後の地域整備に関する補助金や、助成金が用意されている場合もあります。地元の役場や行政機関に相談してみるとよいでしょう」 この回答に、大平氏は「市議よりチャットGPTの方が賢い。議会なんていらない」などの文言を付け足し、SNSに投稿。 すると、他の市議から、批判が相次いだ。 寺岡七郎議長: ある意味で議員の人格を否定している。議会すら否定している。本人には謝罪してもらう。 涙を流して、苦言を呈す市議も…。 八木陽子市議: なんでやっちゃったのかなって、残念。やる前に一言相談してくれたらよかったのに…。 大平市議に、投稿の意図を聞いて見ると、市民の陳情に向き合わない“議会のあり方”に疑問を呈したかったと説明した。 大平市議: 知識だけであれば、論理構成もチャットGPTだけで十分できる時代になって。調整できる役割は人じゃないとできないことなので、そこを議会として進めていかなくては、意識を変えていかなくてはいけないのではないかという思いがあった。自分の本心としてはもちろん議会は必要じゃないわけないので…。 その一方で、発信の仕方が「軽率だった」と、25日の議会で謝罪する考えも示した。 「チャットGPT」を巡っては、国会答弁の作成に活用することも検討されている。 チャットGPTが考えた質問に、岸田首相が国会で答弁したこともあった。 議会でのチャットGPTの活用について、高萩市民からは「機械には感情とか意思がない。無理だと思う」「正しい答えを出してくれるかは疑問」といった声が聞かれた。 （「イット!」 9月24日放送より）