「将棋界にとってギフト」 藤井聡太八冠(21)の“経済効果” 専門家「八冠達成からの経済効果は35億円あまり」
(藤井八冠 3月12日) 「きょうは“将棋とれいん”にご乗車いただきありがとうございます。この車両は尾張旭行きです」 電車好きで知られる藤井八冠。 自身が利用していた名鉄瀬戸線とのコラボも実現! 3月12日から4月12日まで期間限定で運行する特別車両「将棋とれいん」の第1号は、藤井八冠の合図で出発しました…運行する名鉄は。 (名古屋鉄道 本田昴大さん) 「今回は初手として“将棋とれいん”を企画したが、2手、3手目と藤井八冠だけでなく、将棋というコンテンツで何かできたら」 期間中には実際に車内で詰将棋を解いたり、写真を撮るなどした利用客も多かったということで、名鉄は「子どもたちの喜ぶ顔を見ることができてよかった」とした上で「今後も、地域の活性化と将棋の普及に向けた取り組みを進めていきたい」とコメントしています。 ■“将棋界にとってギフト” 藤井八冠の止まらない影響力 そして、将棋界も、藤井八冠の影響力についてこれまで… (新将棋会館クラウドファンディングチーム 高野秀行六段 去年11月) 「すごいです。こんなに反響があるのは初めてなので、正直びっくりしています」 東京と大阪の将棋会館は建物の老朽化などにより、ことし秋にそれぞれ新たな将棋会館に移転します。 その建築費用を日本将棋連盟は、クラウドファンディングでまかないます。 2021年から6期にわたりそれぞれ1億円、総額6億円の寄付を募るプロジェクトがスタートしていますが、去年の第5期の募集では、開始わずか10日で目標金額の1億円に到達! そして、トータル6億円の目標も4月1日からの第6期募集の前に達成しています。 新将棋会館クラウドファンディングチームの一人、高野秀行六段は。 (高野秀行六段) 「藤井八冠というスーパースターが現れたことによって、クラウドファンディングが盛り上がったことは間違いない。将棋界にとってギフトだと思う」
CBCテレビ