（写真：The Ryukyu Shimpo Co., Ltd）

　元衆議院議員で、内閣府副大臣などを務めた嘉数知賢（かかず・ちけん）さんが15日午後2時58分、胆管がんのため名護市の病院で死去した。83歳。本部町出身。自宅は名護市。告別式は19日午後2時から同45分、名護市名護4558の16、サンレー北部紫雲閣で。喪主は長男巌（いわお）さん。 【写真】嘉数知賢さん死去

　1980年に県議会議員に初当選し、5期務めた。94年に県議会議長に就任。95年の米兵による少女乱暴事件を受けた県民総決起大会では実行委員長を務め、米軍基地の過重負担の改善を全国に訴える中心的役割を果たした。96年には衆院議員に初当選し、4期務めた。防衛庁長官政務官、内閣府副大臣などを歴任した。 　2012年に旭日重光章、21年に県功労者表彰、22年に琉球新報賞（沖縄振興功労）を受けた。