【バドミントン】渡辺&東野が2連戦を終えて帰国 「コンビネーションがうまくいって、いい形でプレーできている」
1月23日、マレーシアオープン、インドオープンの2連戦を終えた日本代表選手が帰国した。2024年シーズン開幕戦となったマレーシアオープン(BWFワールドツアーSUPER1000)で優勝を果たした渡辺勇大/東野有紗が、囲み取材に応じた。なお、1月23日からはインドネシアマスターズ(SUPER500)が開催されており、インドネシアマスターズに出場する選手は、同大会後に帰国予定。下記は渡辺/東野のコメント。 ――優勝、おめでとうございます。大会を振り返っていかがですか 渡辺 ありがとうございます。久々の優勝だったので、素直にうれしかったです。いいコンディションで臨めたことが結果につながったかなと思います。 東野 去年は、なかなか優勝できない時期もあったので、今年初めて優勝できたのは、すごくうれしかったです。 ――パリ五輪イヤーの初戦を優勝で飾れた喜びは? 渡辺 優勝というところが、とてもうれしかったです。2024年1発目ということは、あまり意識していません。本当にオフシーズンがない、厳しい戦いがまた1年続くので、しっかりと引き続き、次の大会に向けて…という感じです。 東野 本当に勇大くんと一緒で、今年1戦目ということは気にせず、プレーできました。去年のマレーシアオープンは2位でいい結果が残せていたし、今回もいい状態で臨めたと思います。 ――長い、五輪出場権獲得レースも、残り2カ月 渡辺 まだ終わっていないので、気を抜かずにやりたいです。レースが4月に終わっても、そこから五輪のシード争いとか続いていくので、そこも大事になってくるのかなと思っています。 東野 まだまだ試合が続くので、ケガをしないように気をつけていきたいなと思います。 ――あらめて、パリ五輪への意気込みを聞かせてください 渡辺 まだ先のことなので、あまり見過ぎてはいないですけど、頭の片隅に置いて、まずは目の前の一つひとつを大切にしたいと思っています。 東野 レースをしっかり戦い抜いて、その先に金メダルがあればいいなと思います。 ――マレーシアオープンの混合複では、日本ペアとして初優勝となったが? 渡辺 とてもうれしいですし、続けていきたいです。ほかのタイトルも取りたいなという気持ちが、また増しました。 東野 ペアとして優勝していない大会で優勝したい思いがあるので、マレーシアオープンで優勝できたのは、すごくうれしいです。 ――マレーシアオープンでは、渡辺選手の強打がよく決まっていた 渡辺 マレーシアの会場は風があったので、それを利用するところがうまくいきました。続くインドオープンもいい流れで臨めたので、それを続けられればよかったのですが、風がなく、シャトルがスローな展開が多く、そこで僕が少し我慢しきれなかったのは、もったいなかったです。でも、2週間を通していい経験ができたと思います。 ――事前に現地入りして調整したが、コンディション面などで好影響は? 渡辺 僕自身、年末年始もトレーニングを積んで、羽根も打っていたので、そこに関しては特に…。 (年始の休みで)ナショナルトレーニングセンターで合宿ができない状況だったので、現地に早く入ることは仕方ない部分もありますし、あまり気にはなりませんでした。ただ、それがプラスに働いたというのは、自然なのかなとは思います。 ――攻撃の形をうまく継続できている場面が多かった 東野 勇大くんが言ってくれたように、マレーシアの会場は風がすごくあったので、アタックの展開をつくれるように、自分たちで意識してできたことがすごくよかったです。 ――東野選手は、前衛で逆サイドに走ってシャトルを触るプレーも多かった 東野 去年は、サイドへの動きがちょっと遅かったかなと思っていたので、予測を意識して、相手がどこに打ってくるかをしっかり読んでプレーできたのがよかったなと思います。 ――次の国際大会は3月。それまでの時間をどう過ごしたい? 渡辺 次は、フランスオープン、全英オープンになると思いますけど、合宿もありますし、練習を積める期間が少しある。今は、フィジカルの状態が上がった段階で、いろいろなコンビネーションがうまくいって、いい流れでプレーができています。お互いが、いいところ、悪いところを話し合えているので、これから自分たちがさらにレベルアップするということは、確信していますし、いい練習期間になるかなと思っています。 東野 次はフランスオープンで、パリ五輪の会場で試合ができるので、すごく楽しみです。プレー面では、勇大くんが言ってくれたように、今はいい形ができているので、自分も一緒に継続させていきたいと思っています。
取材・写真/平野貴也