同業他社との競合激化で… 金沢の住宅建設工事会社が破産開始決定
2月19日に金沢地方裁判所に破産申請していた金沢市の住宅建設工事会社・タイセツホームが、3月21日に破産開始の決定を受けていたことが分かりました。 民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、タイセツホームは1998年に創業し、住宅の設計や施工を手がけピーク時の2007年3月期には6億7068万円を売り上げていました。 しかし同業他社との競合が激しくなった影響で、2018年3月期には売り上げ高が2億1018万円にまで落ち込んでいました。たびたび最終赤字を計上するようになり、債務超過に陥るなど脆弱な財務内容にあった中、コロナ禍で受注面でも苦戦を強いられ、資金繰りが限界に達したことで今回の法的措置に至りました。 負債総額は債権者54人に対し、2億692万円に上っています。
北陸放送