岐阜県下呂市は4日、2023年度のふるさと納税額が10億円を突破し、過去最高額となったことを発表しました。 2023年度の寄附額は、前年比143.6％となる10億2040万円、件数は2万2212件でした。過去3年分の寄附額を見ると、2022年度は7億1040万円、2021年度は4億7804万円、2020年は3億9011万円となっていて、年々増加しています。 増額の要因として市は、返礼品を631品目から900品目に増やしたことや、ふるさと納税ポータルサイトを追加して3社にしたこと、返礼品の魅力を伝えるため写真や説明に工夫をしたことを挙げています。 寄附者の割合は、東京都が最も多く22.6％、次いで愛知県21.2％、神奈川県7.8％となっています。返礼品で人気が高かったのは、お米、下呂温泉の宿泊施設で利用できるクーポン券、飛騨牛でした。 市は、今後も市内事業者との連携を強化して返礼品を増やすとともに、ふるさと納税の使い道をしっかり発信し、寄附者との関係性を築いていくとしています。