「長良グループ 演歌まつり」で氷川きよし、水森かおり、「AKB48」岩佐美咲らが昭和の名曲を熱唱
大手芸能プロダクション「長良グループ」が主催し、毎年恒例となっている演歌のビッグイベント「長良グループ 演歌まつり2014」が30日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで開かれ、同グループに所属する山川豊、田川寿美、水森かおり、氷川きよし、「AKB48」の岩佐美咲、歌謡グループ「はやぶさ」が出演した。 同イベントは、7月5日に名古屋・愛知県芸術劇場、同月21日に大阪・フェスティバルホールで行われ、この日が全国3ヵ所(各所2回公演、全2万400人動員)でのファイナル公演。この日は昼、夜2回公演、1万人の観客が集まった。 ステージは氷川ら全員による「真赤な太陽」で幕を開け、6組で全28曲を披露。 「はやぶさ」は「僕たち3人、力を合わせて一生懸命歌わせて頂きます」、岩佐は「今日は、先輩方と心を一つに、心を込めて歌わせて頂きたいと思います」。 氷川は「みなさま、おはようございます。今日は心を込めて新曲を歌わせて頂きます」とあいさつした。 また、水森は「今日はたくさんの方にお越し頂いてうれしいです。今日も笑顔いっぱいで一生懸命頑張ります」、田川は「これからまた秋めいてくると、演歌がいいなあと染みてくる季節になると思います。今日は、山川先輩をはじめ、歌仲間のみんなと一緒に力を合わせて、みなさんに楽しい空気で、最後は笑顔で帰って頂きますように精いっぱい務めさせていただきます」と意気込んだ。 山川は「昨日は雨が降っていまして大変心配していたのですが、いまは上がっておりますか? 昨日は私が降らせました」とジョークを飛ばしつつ、「足下の悪い中、お越し頂きました。どうぞ最後までごゆっくりとお楽しみください」と呼び掛けた。 その後、同イベントの翌日の31日に41歳の誕生日を迎える水森、翌9月6日に37歳の誕生日を迎える氷川きよし、さらにはその翌月である10月15日に56歳の誕生日を迎える山川に、観客から「ハッピーバースデー」の歌声が贈られるサプライズも。 ステージでは 山川が「優しい女に会いたい夜は」、田川が「一期一会」、水森が「島根恋旅」、岩佐が「鞆の浦慕情」と最新シングル曲を熱唱。氷川は、9月17日発売の新曲「ちょいときまぐれ渡り鳥」、「はやぶさ」は10月29日発売の「ロマンティック東京」と、それぞれ新曲も初披露した。 また、今年の「長良グループ 演歌まつり」の見どころの一つとなっているが、昭和の名曲の数々を、各アーティストならではの個性と味、それに全員の絶妙なハーモニーでじっくりと聴かせる「昭和の名曲ヒットパレード」。 山川が「みなさん、ご存知の歌ばかりですから、御一緒に歌って頂ければと思います」と客席に呼び掛けると、全員による「誰か故郷を想わざる」をはじめ、山川が「かえり船」と「王将」、田川が「私は街の子」と「涙の連絡船」、水森が「ここに幸あり」と「小指の思い出」、氷川が「勘太郎月夜唄」と「奥飛騨慕情」、岩佐が「せんせい」、「はやぶさ」が「岸壁の母」とおのおのが昭和の名曲を歌い上げて会場を沸かせた。 さらに、田川、水森、岩佐の3人で「ソーラン渡り鳥」、山川、氷川、「はやぶさ」の3組で「宗右衛門町ブルース」などを披露。 そして最後は、全員で「青い山脈」を熱唱し、約2時間のステージの幕は閉じた。