地震で全壊した美容室から救い出された振り袖「着れてよかった」二十歳のつどいを迎えるはずだった珠洲市の女性たちに振り袖撮影をプレゼント
能登半島地震の影響で「二十歳のつどい」が中止となった珠洲市出身の女性たちに、振り袖姿のアルバムをプレゼントしようと8日、金沢市内で撮影会が行われました。 【写真を見る】地震で全壊した美容室から救い出された振り袖「着れてよかった」二十歳のつどいを迎えるはずだった珠洲市の女性たちに振り袖撮影をプレゼント この撮影会を企画したのは、全国の大学生からミスを決める「ミスユニバーシティ」の去年のファイナリスト20人です。 2023ミスユニバーシティグランプリ 静岡英和学院大学2年 鈴木梨恩さん: 「私も今年20歳なんですが、絶対に成人式は20歳にやりたいという思いがあるので 『やってよかった』と言ってくださる方がいたので企画して良かったなと思っています」 珠洲市では今年の1月7日に「二十歳のつどい」を開催する予定でしたが、地震の影響で中止となりました。 この企画に参加したのはつどいに出席するはずだった珠洲市出身の女性6人。 中でも越後芽育さんと母の志津子さんは特別な思いを抱いていました。 成人式の振り袖を預けていた珠洲市内の美容室が地震で全壊し、振り袖も下敷きとなったのです。 母・越後志津子さん:「成人式どころか振り袖ももう諦めていたんですけど、倒壊した家屋からボランティアの方の力で、できる範囲で救出してくださって。私が着ていた振り袖なんですけど」 越後芽育さん「母から受け継いだ振り袖で、地震が起きてそこから取り出してくれたボランティアの皆さんの力もあって(いまここに)ある振り袖なので、すごい思い入れが深い。着れてよかったと思っています」 今回、撮影した写真はアルバムにまとめられ無料でプレゼントされるということです。
北陸放送