クマのエサとなるカキの実を住民に代わって摘み取る 滑川市の障害者福祉事業所の3人が処理
富山テレビ放送
人的被害はないものの、今年も、県内各地でクマが目撃されています。 こうした中、エサとなるカキの実を住民に代わって処理する対策が滑川市で取られました。 カキの実を摘み取ったのは滑川市の障害者就労継続支援事業所「あすなろ倶楽部」の利用者で、25日は、70代の男性宅ではさみを使って作業にあたりました。 *70代の男性は 「私も高齢になってきますとカキの上の方をとるのがなかなか難しい。外がまだ暗いときに出るとクマなどいないか不安になるのでそういう不安がなくなった」 滑川市によりますと市内では住民の高齢化などで手入れが行き届かず放置されている果樹が増えていて、今年は11件の摘み取り作業を行いました。 *農林課 北野正主幹 「放任しているカキがあるとクマを寄せ付ける要因になる。そういう部分で心配している住民の方がいるのであすなろ倶楽部の手を借りてその不安を取り除いている」 摘み取られたカキは、「あすなろ倶楽部」が譲り受け、干し柿に加工して販売することにしています。
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