「RIZINフライ級タイトルマッチ」で神龍誠と対戦する堀口恭司

「RIZIN.45」（12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ）の前々日インタビューが12月29日、都内で開催された。メインイベントで行われる「RIZINフライ級タイトルマッチ」で神龍誠（神龍ワールドジム）と対戦する堀口恭司（アメリカン・トップチーム）が前回対戦時の「アイポーク問題」について改めて言及した。 　2人は7月の「超RIZIN.2」で「BELLATORフライ級タイトルマッチ」で対戦も、堀口の左手が神龍の右目に入ってしまう偶然のアイポークにより1R25秒でノーコンテストに。今回はRIZINフライ級の王座決定戦として行われる。前回の対戦では裁定後に会場のファンから神龍にブーイングが起こるなど波紋を呼んだ。 　堀口は試合については「向こうも得意なところを持っていて、自分も得意なところを持っている。それでもしっかり自分のパターンにはめてきっちり仕留めたい」との見立て。 　世代交代を叫ぶ神龍は現在23歳。堀口が22～23歳の時は扇久保博正、石渡伸太郎と激闘を繰り広げ、UFCに参戦したころ。そんな自分と神龍を比べては「どうすかね。試合ってやってみないと分からないものなんで」と言いつつ「多分、自分のほうが強かったと思います（笑）」と語った。 　年齢差が10あり、それも一つの話題となっているのだが「自分はこの先にもピークはもっとあるんだろうと思っている。そこも考え方で技術的には長年やっていたほうが技術は増えるし、引き出しが増える。体力的には落ちていくって言われるけど、自分は今のところ感じていない。今がピーク。5年後くらいでも“今がピークなのかな”って言っていると思います」と自信を見せた。 　またRIZIN公式YouTubeチャンネルで前回の対戦でのアイポークについて「拳は握っていた」と堀口が語る動画が流れているのだが「それ、俺が言ってるみたいになってるけど、聞かれたから答えただけ（笑）。あんなもんは握ってますよ」と苦笑い。そうなると堀口のTKO勝ちが妥当なことになるのだが「そこは別に終わったことだし求めてないんですけど、ファンがすごく“アイポークしたくせになんだかんだ”言うので、ちゃんと本当のこと言ってやるよということで言ったわけで。それまでは“しょうがないよね”と認めていたわけで。でも本当のことを言ったら“俺は握っていたぜ”となる。聞かれると本当のこと言っちゃうんで自分は（笑）」と説明した。